■登録標識・路面標示基幹技能者講習とは

　登録標識・路面標示基幹技能者は、平成24年（2012年）10月に建設業法に基づく国土交通大臣の登録を受けた全標協が実施する講習を受講し、修了試験に合格した者に与えられる資格です。
　全標協は、講習実施機関として、道路標識と路面標示のコースで年2回講習を実施しています。
　これまでに道路標識1,012人、路面標示1,254人、合計2,266人の登録基幹技能者が誕生しています（令和3年5月末現在）。
　登録基幹技能者は、上級職長として工事施工現場における中心的役割を担い、品質・生産性の確保と若年技能者の指導・育成が主な役割となります。また、機材や技能者を適正に配置して、施工計画に基づいた工事の円滑を図ります。
　道路標識工事では、前後の標識との連続性、整合性や視認性の確保、設置位置の適正化などのマネージメントを行っています。
　路面標示工事では、道路形状や地域の状況に応じた施工が行われるように工夫するとともに、円滑な交通が確保できるような工事体制組んで、安全で品質に優れた工事を行っています。

• 登録基幹技能者は経営事項審査及び公共工事の総合評価落札方式において加点評価されます。

■講習日程

例年3泊4日の合宿形式で実施しています。
詳細は全標協ホームページに掲載されます。

■会場

富士教育訓練センター（静岡県富士宮市）http://www.fuji-kkc.ac.jp

■受講資格

講習の受講資格は、次の要件を全て満たしている者です。
1.道路標識講習の受講資格
　1） 標識設置工事の施工現場において10年以上の実務経験及び3年以上の職長経験を有する者
　2） 次の資格のいずれかを有する者
　　イ 1級土木施工管理技士又は2級土木施工管理技士
　　ロ 優秀施工者国土交通大臣顕彰者
　　ハ 次に示す講習を全て修了していること
　　　一 玉掛け技能講習
　　　二 小型移動式クレーン運転技能講習
　　　三 高所作業車運転技能講習
2.路面標示講習の受験資格
　1） 路面標示設置工事の施工現場において10年以上の実務経験及び3年以上の職長経験を有する者
　2） 次の資格のいずれかを有する者
　　イ 路面標示施工技能士
　　ロ 優秀施工者国土交通大臣顕彰者

■講習内容

■終了試験

4肢択一方式の40問

■更新講習

登録基幹技能者は、資格を取得してから5年間経過すると更新講習を受けなければなりません。講習は、資格取得後の法令改正や技術向上を中心に実施しています。

■受験申込・問合せ

一般社団法人　全国道路標識・標示業協会
http://www.zenhyokyo.or.jp/